2012年7月24日火曜日

校訓って、何だろう?

2012年7月22日(日)
放課後の学校クラブ、一学期最後の活動日です。
一足早く夏休みに入っていた部員たち、早速「なつやすみヒマ!!」と言っています。
宿題をもう終わらせた、という声もちらほら。
もう夏休みの最後に宿題に追われるというようなことはあまりないのでしょうか。

前回まで、「おまつり学校」のための「屋台授業」の内容を考えていました。
しかし、どうしても「国語」「算数」「理科」など既存の教科のイメージが拭えない様子でアイディアもなんだか少し固いように感じられていました。
そこで今回は、『校訓』を考える活動からスタート。
第二回放課後の学校も『校訓』から自由な授業や学校の姿が連想されはじめたのでした。

校訓を考えるために、いくつかの切り口からキーワードを出していきます。
「学校がこうなったらいいな」
「学校の大切にしたい(気に入っている)ところ」
「お祭りのここが好き!」
「お祭り学校の大切にしたいもの」
最後の一個はハードルが高く、まだイメージしきれていない「おまつり学校」の大切にしたいもの、と聞かれてもなかなか難しい様子もありましたが、みんなうんうん頭を捻りながらキーワードを出していきます。


そもそも「校訓」って何だろう?
みんなで校庭にある浜田小学校の石碑を見に行く部員たち。第二回放課後の学校をつくる時にも、この石碑を見に行きました。
校訓は、学校が大切にしたいこと、こんな学校にしていきたい!というメッセージ。
そんな学校の柱となる校訓を自分で考える事は、壮大でちょっと難しくてはじめての経験だけれどもやはり意味が大きいのではないかと思います。

三時間の大ミーティングの末決定した、「第三回 放課後の学校」の校訓がこちら!

一、友達のなかからみんなで先生を決める
一、大人も子どもも集まるパーティーみたいな学校
一、ともだちが優しくてずっと遊べる学校
「友達」「仲良し」という言葉がたくさん出てきていたので、そんな要素が大きく反映されています。また、「ずっと遊べる」「パーティーみたい」などのキーワードは、いつもの学校から変化をつけるとしたら、という思考の中から出てきたものかもしれません。
「友達の中から先生を決める」というのは、「自由」「自分たちで決める」というような要素が反映されたものでした。
また、「お母さんも来れる」というような一年生の女の子の素直な願いも反映されています。
みんな納得できる、とてもいい校訓が出来ました

この校訓を大切にしながら、夏休みも放課後の学校クラブ活動は続いて行きます。

(山口)
★写真:放課後の学校クラブ部員  杉山琴美/北澤潤