2011年10月17日月曜日

どこに建てる?



















































































10月16日(日)


今回は水戸下市(しもいち)地区の祭りと重なって子ども部員は6名、大人部員6名、計10人でのクラブ活動でした。

第一回の終わりに「次回から学校をつくるための計画をはじめる」話になったことを受けて、
今回はまず部員全員で「学校をつくる」覚悟をきめます。「きっと大変だけど本当にやる?」「やる!」「やらなーい」「やらないなら帰れば」「祭りのおこづかい持ってるからこれでつくれるよ!」「いいから早く材料あつめよう」最終的なみんなの総意は「覚悟あり」。

この話のあとに放課後の学校クラブ特製グッズ、クラブノートが配られました。このノートに名前を記し、まず1ページ目にどんな学校がいいか絵をかきました。子どもも大人も対等に自分の絵を発表しあいました。その後、部員用のオリジナル名札をつくりました。

進行係と書記係を決めて、実際に学校をつくるにはまず何から手をつけるか会議をおこないました。
1、学校をつくる場所を決める。
2、材料を集める。
3、模型をつくる。

子ども部員主導で決まりました。ややあやしいステップな気もしますが、あえてほっておきます。模造紙をひろげ、近隣地域の地図を描き始めました。ステップ1の場所を決めるためです。すると、ここがちがう、あれがない、など議論がうまれました。真相を確かめるために、コミュニティルーム運営委員会の大木先生に許可をいただいて、実際に地域に出向きます。空白の道をたどり、クラブノートにメモをとります。地域の話をしながら学校周辺を一周し部室にもどりました。

地図の中心部分がすこし形になったところで活動終了の時刻。
来週はまた地域を周り地図を拡げ、候補地をピックアップしようということになりました。

さらに、場所はきまっても、そこになにがいるのかがわからないとどうしようもないということで、平日の学校のなかで普段浜田小学校で目にしているものを部員それぞれの視点でスケッチする宿題がでました。

第二回目の活動終了。今後の進め方を部員みんなで決めていくスタンスが始まっています。

放課後の学校クラブ 北澤潤



学校をつくります






















































































10月8日(日)

「今日は学校をつくります。」
「えー!?いきなり?」
そんなやりとりから始まりました、放課後の学校クラブ初回の活動。

今日は16名の子ども部員たちのなかから10名ほどが参加。大人部員は5名ほど。
放課後の学校クラブの活動場所はコミュニティルーム。元図工室で、とても広い空間です。このような部屋をコミュニティルームとして設立し、地域と学校が協力して運営しているということから、この水戸下市(しもいち)地域の姿勢を感じます。

もちろん実際に学校をつくるのはまだ先のこと。今日はマスキングテープでこの部室の床に学校の設計図を描いてみることにしました。
前回の説明会とおなじように、学校をつくるときに必要なもの、欲しいものの名前を黒板に書き出していきます。今回は私が書くのではなく、書記をやりたがった部員2人ががんばって意見を書き写しました。あげられたキーワードをひとつずつカードにしていきます。「教室」「玄関」「校長室」「体育館」「校庭」「風呂」「ロープウェー」「発電所」「秘密の部屋」。
ぶあつい束となったカードを一人一人引いて、床をひとつの土地と見立ててどこにそれを作りたいかマスキングテープを貼ることで示していきます。みるみる床にはいくつもの「場所」が指定されて、「廊下」「バイク」などの繋ぐ機能をもつカードを引く事で、さらにそれらが有機的につながりました。マスキングテープの終わりが合図となり、作業終了。できあがった学校の上で、次にやりたいことを話合い、最後はそれぞれがやりたいことをやりたい場所でままごとのようにデモンストレーションしてみることになりました。それを一日の「時間割」としてみんなで好き放題やって、やりあって今日の活動は終了。
最後は学校を壊します。大量のマスキングテープはボールのような大きさになり、やんちゃな男子部員が持ってかえっていきました。


放課後の学校クラブ 北澤潤

10月4日 説明会の様子

10月4日(水)

浜田小学校の昼休みの時間に「放課後の学校クラブ説明会」をひらきました。
参加を希望している生徒や保護者の方がいらっしゃいました。

「学校をつくります」という宣言と、「はー!?」というリアクションからはじまって、学校をつくるために欲しいものを話し合いひたすら黒板にかいていきました。
短い時間の説明会の終わりには、妄想の学校が描き出されます。
「学校をつくる」という目標の漠然としたイメージと、子どもたちの勢いを探る説明会となりました。