2013年7月3日水曜日

次の学校実験!!ー部室が「すごろく学校」にー

森のしごと学校からふた月後、5月より2013年度放課後の学校クラブがスタートしました!

六年生メンバーが多かった2012年度放課後の学校クラブ。みんなが小学校を卒業してしまい、ちょっとさみしくなるかな?と思いきや、元気な低学年部員が集まって新しい雰囲気でのスタートになりました!
中学生になったメンバーもたまに顔をだしてくれ、後輩たちのサポートをしてくれて頼もしいです。


クラブ活動では、それぞれにつくってみたいアイディアの絵を描いたり気になる言葉をたくさん書き出したりと学校を想像する活動を続けていました。
いままでは、みんなのアイディアの中からひとつかふたつを選んで実現してきましたが、今年は全部をすこしずつ実験していければ、と考えています。

そんな中、ある部員から「みんなの学校の実験をつなげて、全部を体験できるようなすごろく、面白そう」というつぶやきが!
「すごろく」という仕組みも面白いし、みんなの実験ができるのもとっても良い!!



部室全体をすごろくにして体験版すごろく学校をつくってみた時、放課後の学校クラブに素敵な連絡が入りました。夏休みに水戸芸術館で開催される「こども・こらぼ・らぼ」に放課後の学校クラブとして参加しませんか、というお誘いです!
すごろく学校を水戸芸術館の芝生広場で実現できたら、広くて気持ちいいのでは...
水戸芸術館の学芸員さんに相談することになりました。


芸術館を想定して作ったすごろく学校の模型。それぞれに、やってみたい実験を大きなマス目に織り交ぜます。



夏休みの「すごろく学校」実現に向けて動き出した放課後の学校クラブ。
次回は芸術館に企画の紹介と、材料の相談に行ってきます!


2013年5月7日火曜日

「2013.03.16 森のしごと学校」フォトレポート!

大変遅くなりました!
2013年3月16日に開催した「森のしごと学校」の様子を、フォトレポートにてお伝えします!


直前の数日、ピョン太文庫でお母さんたちも一緒に準備!追い込みです

 
当日の朝。快晴!みんなで設営にとりかかります。




たくさんのお客さんが足を運んでくれました。朝礼から「森のしごと学校」スタート!


まずは、『面接』を受けていただき、興味のある「しごと授業」を選んでもらいます!

『世界の凶器の授業』。オリジナルの武器を使った、チーム対抗風船割りゲーム!ハラハラドキドキです

『折り紙の授業』は、マイペースな先生があつまっています。いつのまにか先生と生徒が入れ替わっているという噂も!

『絵の授業』で作品を見せ合っているところ。小さな先生がみんなをリード。

『森の工作授業』の席に座ると、みんな黙々と作業に没頭!


見つけたものを観察中の『自然の授業』。見えたものを図鑑に記していきます。この日、分厚いオリジナル図鑑ができあがりました。

草花を煮たり木の実をつぶして、オリジナルの「薬」をつくる『ちょっと危ない和の授業』!
効きそうな色をした薬の入った瓶が次々に完成していきますが、効能は保証できません。

お昼ごはんは、白いおにぎり?実は、ロシアンルーレットおにぎり!具は食べてからのお楽しみ。チーズとビーフジャーキーが美味しいと話題に。

取り組んだ仕《仕事》のぶんだけ、今回限定のお金「ピョン」がもらえる仕組み。
 会場の真ん中には、こんなかわいいぼきんばこも!こちらはピョンではないお金を入れてください、と書いてあります。


午後からはクラブ活動もはじまりました。昼までにもらった「ピョン」を使って、好きなクラブ活動に参加できるのです!
ひみつきちクラブが、即興のひみつきちを建設していきます。

予想通りの大混雑はほかほかクラブ。こたつであったまりながら、お茶とおかしでおしゃべり。

当日まで内容が秘密だったはてなクラブ。森にあるものを使った多彩なクイズが次々と!

飲み会クラブは炭酸ジュースとおつまみでカンパイからスタート!

部員の心のこもった手作りの品が出品されたオークションクラブ。

参加者のみなさんに一日のなかで印象深かったことを記事にしてもら新聞クラブ。いろんな人の意見が混じった読み応えのある一枚が完成しました!


あっというまに終了の時間。終業式で最後のあいさつ。

みんなでしっかり片付けまで取り組みました。一日、いっぱい動いた!!

恒例の反省会で感想をいいあったり、みんなで成功をお祝い!!



部員のレビューを近日中に公開予定です!そちらもお楽しみにお待ちください。

(写真:伊藤友二)

2013年3月16日土曜日

本日の森のしごと学校、開催!!

水戸は快晴、とても良い気持ちの天気です。
本日の「森のしごと学校」、開催します!!ふらっと遊びにいらしてください!

2013年2月9日土曜日

第四回 放課後の学校「森のしごと学校」開催!


ぼくらの学校は森のなか!?

放課後の学校クラブがお届けする夢の学校、第四弾!


浜田小学校コミュニティルームを拠点に活動している《放課後の学校クラブ》が開校する
今回の「学校」は、森を舞台に様々な「しごと」を楽しむ『森のしごと学校』!
森を探検するガイドツアーや森を描く絵画教室、植物をつかった工作実験から森全体をつかった超多彩な授業に参加して学んで遊ぶ、最高の一日を演出します。どなたでも参加いただけますので、ぜひ足をお運びください!

2013年 3月16日(土)
午前10時30分から午後3時まで
入場無料

場所:元吉田児童公園
水戸駅北口より関東鉄道バス「運転 免許試験場」行き、または「吉沢車 庫」行き乗車。「吉田神社前」バス 停下車、徒歩 2 分。


雨天の場合は翌日17日(日)に延期
開催の有無は当日朝ブログにてお知らせします。

お問い合わせ 090-2078-2526(山口)



「森のしごと学校」は、子どもたちが主体となった新しい放課後活動のモデルづくりとして実施している水戸市わくわくプロジェクト採択事業《放課後の学校クラブ》の一環として開催されます。

主催:放課後の学校クラブ実行委員会
後援:浜田小学校コミュニティルーム運営委員会
助成:子どもゆめ基金
協力:水戸市立浜田小学校、ピョン太文庫、NPO法人水戸こどもの劇場、

2013年1月22日火曜日

2012年12月2日 放課後の学校クラブシンポジウム「学校×地域×アートがひらく新しい放課後」レポート


2012年12月2日に放課後の学校クラブシンポジウム「学校×地域×アートがひらく新しい放課後」を開催いたしました。
ゲストに現代美術家の稲垣立男さん、慶応義塾大学で教育方法学・カリキュラム論を専門とされている藤本和久さんを迎え、子ども部員約15人、水戸市内外からの一般来場者延べ60名にもご参加いただき、放課後の学校クラブのこれまで・現在・これからを考えるとともに、学びの場を創造する可能性について多様な参加者の方々と意見を交わす貴重な機会となりました。


まず13:00にクラブ見学会スタート。当日は約15名の子ども部員が参加し、いつもと違う雰囲気に緊張しながらも、マイペースに活動を進めてゆきました。この日は、次回放課後の学校テーマとなっている「森のしごと学校」のなかで行う授業の企画書づくりを行いました。「森のクリスマス工作授業」「おりがみの授業」「ちょっと危ない和の授業」など、
参観している大人の方からもアドバイスをもらいながら、企画書をつくってゆきます。

あっという間に一時間が過ぎ、14:00から隣の部屋でシンポジウムがはじまりました。
子どもたちも前の方に座ります。
最初に大人部員であり放課後の学校クラブの発案者でもある北澤潤が、これまで1年間の放課後の学校クラブの活動について写真を交えてお話をさせていただきました。
過去から現在までの説明の後、次なる学校として計画している「森のしごと学校」のプランを子ども部員自ら紹介。いつもと違う見学会と発表という流れのなかでも、みんなしっかり企画について話をしてくれました。

15:00からの「放課後の学校クラブをめぐるあれこれ」と題された第二部では、3つのテーマに沿って活動を見守ってきてくれた関係者の方を話し手に迎えそれぞれの視点から活動を語ってゆきます。
まず、浜田小学校の元校長先生である大木勝司先生と大人部員の山崎が『1.学校教育の視点から』というテーマでトーク。「最初は、なぜ大人部員がもっと子どもたちを仕切ったり構成だてて活動しないのかとイライラしながら見ていることもありました。けれど、子どもたちの生き生きとした教室では見れない表情をここでは見ることができるようになり、この「待つ」関わり方の重要さを実感しました」と、大木先生も教員らしい視点から本音を語ってくれました。
次にワークショップファシリテーターの横須賀聡子さんと大人部員の山口が『2.地域恊働の視点から』というテーマでお話させていただきました。横須賀さんの携わっているNPO法人水戸こどもの劇場がこれまで長くゆるやかに続いている理由として、「集まる人たちが勝手に好きなことをやっていること」とお話してくださいました。放課後の学校クラブにも似たような自由さがあるのかなと感じました。
最後は筑波大学芸術系教授の齊藤泰嘉先生と大人部員の北澤が『3.アートプロジェクトの視点から』というテーマでトーク。放課後の学校クラブはアートプロジェクトなのか?という疑問に、何度も活動を見に来てくださっている齊藤先生から「はじめは、学校をつくるということも、それがアートだということも想像ができず見学に来ました。けれど、子どもたちが変わっていく様子やつくられた放課後の学校を見ていて、新しいアートなのかもしれないなと感じるようになりました」と素直な感想を聞かせてくださいました。

16:00からは、司会を常磐大学の石田喜美さんにバトンタッチし、ゲストコメンテーターのお二人と「開かれた放課後の可能性」と題したパネルディスカッションへ。
稲垣さんは稲垣さんが行っているプロジェクトの紹介なども織り交ぜ、ご自身がアーティストとして教育現場に関わるときの手法と放課後の学校クラブの手法を比較しながら、個人の活動としてではなくクラブの活動としてプロジェクトを見せてゆくことの面白さと難しさをお話してくださいました。
藤本さんも最初のクラブ参観での様子を思い出しながら、大人と子どもの垣根を超えたコミュニケーションの瞬間を見つけたことや、大人部員のクラブでの振る舞い方について教師的な側面があることが面白いと私たちも無意識になっていたところへ視点をなげかけてくださいました。
参加している人たちは学んでいるのか、遊んでいるのか/この場は学びの場なのか、アートなのか など、「アート」や「教育」といったひとつのテーマの場ではあまり起こらないような広がりのあるトークが展開されてゆきました。


まだまだここに書ききれな話もたくさん出てきたので、今回のシンポジウムの内容をまとめた記録を作れればと思っています。
参加者の皆様、ほんとうにありがとうございました!










2012年11月20日火曜日

「いばらきデザインセレクション2012」に選定されました!

放課後の学校クラブが、「いばらきデザインセレクション2012」に選定されました!
いばらきデザインセレクションは茨城県の優れたデザインの商品や製品、空間や活動等を選定し県内外へ茨城県の個性豊かな取り組みを紹介しています。
いばらきデザインセンター ウェブサイト

11月10日に授賞式があり、「子どもと大人・地域と学校など、課題の多い分野でとても大切なものをつなぐ革新的な活動です」と講評をいただきました。
茨城県笠間市にある茨城県陶芸美術館での記念展示の様子です。
おまつり学校の映像やこれまで約一年間の活動写真を展示しました!

12月1日から12月3日まで開催の「いばらきデザインフェア2012東京展」にも参加予定です。
(大人部員 山口)




2012年11月12日月曜日

シンポジウム「学校×地域×アートがひらく新しい放課後」開催!




水戸市下市地区で活動を展開している「放課後の学校クラブ」から、学校、地域、アート それぞれの領域を横断するシンポジウム開催のお知らせです!

放課後の学校クラブでは、「学校をつくる」というありそうでなかった問いを投げかけることによって、 子どもたちの創造性を引き出す枠組みを築いてきました。
今回のシンポジウムでは、プロジェクトの提唱者である現代美術家の北澤潤や部員たちとともに、約 1 年間にわたるこれまでの活動を振り返りながら、アートという領域を超えて拡張するプロジェクトと学校教育や地域社会との接点を探っていきます。こうした対話の場を通して、子どもたち一人ひとりが主役になる放課後活動の可能性について一緒に考えることができれば幸いです。放課後支援に関わる保護者の皆様や地域の方々、学校の先生、地域協働型のアートプロジェクトに興味のある方などは、ぜひともこの機会に足をお運びください。

放課後の学校クラブシンポジウム「学校×地域×アートがひらく新しい放課後」
2012年12月2日(日)
14:00-17:15(開場 13:00)
場所:水戸市立浜田小学校 第一コミュニティルーム
入場無料/予約不要
定員 70名
アクセス:水戸駅北口3番バス乗り場より、茨城交通の「本町」経由バスに乗車約10分。「本町二丁目」下車後徒歩約5分

主催:放課後の学校クラブ実行委員会 
共催:水戸市総合教育研究所、水戸市立浜田小学校コミュニティルーム運営委員会 
後援:筑波大学芸術支援齊藤泰嘉研究室、NPO法人水戸こどもの劇場


<当日のスケジュール>
◯13:00-14:00 活動見学会
12月2日はいつもの「放課後の学校クラブ」活動日です。活動の様子を自由にご見学いただけます。
※特別なワークショップを行っているわけではありませんのであしからず

●14:00-14:50 第1部【放課後の学校クラブのこれまで】
そもそも「放課後の学校クラブ」って何?
プロジェクトの提唱者である北澤潤が活動に込めた思いを語ります。
さらに、そうした理念が水戸市立浜田小学校という現場と出会うことでどのように実体化されてきたのか、これまでの活動をみんなで一緒にふり返ります。また、現在進行中の次なる「もうひとつの学校」構想を大公開!子ども部員からプレゼンテーションを行います。

●15:00-16:00 第2部【放課後の学校クラブをめぐるあれこれ】
現代美術の問題を越えて、学校教育や地域社会の課題と直面 する放課後の学校クラブ。
これまでの活動を見てきた関係者 を話し手に迎え、それぞれの視点から活動の意義を語ります。
1. 学校教育の視点から [話し手:大木勝司/元水戸市立浜田小学校校長]
2. 地域協働の視点から [話し手:横須賀聡子/ NPO 法人水戸こどもの劇場]
3. アートプロジェクトの視点から [話し手:齊藤泰嘉/筑波大学芸術系教授]

●16:10-17:10 第3部【開かれた放課後の可能性】
2 部までの議論を受けて、ゲストコメンテーターのお二人にそれぞれの専門の立場からコメントをいただきます。果たして「放課後の学校クラブ」の現場では何が起こっているのでしょうか。より広い視点から学びの場を創造する可能性について考え、多様化する放課後活動支援の方向性を探っていきます。
<ゲストコメンテーター>
・稲垣立男 (いながき・たつお
現代美術家、法政大学国際文化学部教授。国内外でコ ミュニティとアートをつなぐプロジェクトを展開してい る。国内での主な活動に、閉校になった分校の記憶を辿る 「 仙 俣 分 校 プ ロ ジ ェ ク ト 」( 静 岡 ア ー ト ギ ャ ラ リ ー ) 、「おやこで楽しむアート」(アーカスプロジェクト)など。
・藤本和久 (ふじもと・かずひさ
慶應義塾大学教職課程センター准教授。専門は教育方法学 、 カ リ キ ュ ラ ム 論 、 授 業 論 。 主 な 論 文 に [「 関 心 ・ 意 欲・態度」は教育課程にどう位置づくか]『教育』第 56 巻 第 11 号、[校内授業研究を通じて学校が変わる―新教育 課程下での当事者性・自律性の高まりをめざして―]『生活教育 3 月号』2012 年など。
<コーディネーター>
石田喜美 (いしだ・きみ
常磐大学人間科学部専任講師。専門は教育学、メディア・ リテラシー教育。東京文化発信プロジェクト室「東京アー トポイント計画」プログラム・オフィサーとして、まち なかアートプロジェクトを担う人材の育成事業に携わった後、現職。

●17:10-17:15 閉会宣言


お問い合わせ 
school@junkitazawa.com
090-2078-2526(山口)