2014年8月10日(日) 夏休みのある日、水戸芸術館で開催された「こども・こらぼ・らぼ2014」に《放課後の学校クラブ》が参加してきました!
昨年度は水戸芸術館の芝生広場全面を使った「すごろく学校」を開校しましたが、今年は子ども部員が本イベントの「講師」として招待され、会場に来たたくさんの子どもたちにむけて「もうひとつの学校」の「体験授業」を受けてもらえる特設教室をオープンしました。
企画名は「もうひとつの学校のつくりかた -放課後の学校クラブ体験入部-」!
当日の賑やかな様子をお伝えします。
こちらは「放課後の学校クラブ 体験入部コーナー」
普段放課後の学校クラブで取り組んでいる活動の一部を体験してもらえるコーナーです。この日は、私たちがつくった教科書「もうひとつの学校のつくりかた」を参考に※、学校づくりのはじめのステップ「もうひとつの学校の妄想スケッチ」と「企画書づくり」を行いました。
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ひとつめの授業は「雪作りの授業」です。
この授業は、今年の3月に浜田小学校の校庭で開催した「迷路のぼうけん学校」で開いた授業。当日もたくさんの方に雪作りを楽しんでいただきましたが、材料がなくなってしまって雪をつくれなかった方もいたので再び準備をしてもう一度授業を開きました!
雪作りの授業は、「雪の結晶づくり実験」と「スノードームづくり」の二つのコンテンツがあります。特に「スノードームづくり」は本格的なスノードームが手づくりできるため大人気。
「ゆきが降るってことは、寒い冬だから、こたつで食べるみかんの絵を入れよう」
「ゆきが海の中に降るとどうなるかな、いるかにも見えるかな」
などなど想像を膨らませながら小さなビンの中にもうひとつの世界をつくってゆきます。
お隣でひときわにぎやかなエリアが。こちらは「まつり学校」です。
毎年地域のお祭りに黄門様役で参加しているお祭り大好き部員が考えたこの「まつり学校」は、手づくりの紙飛行機を使った的あてと、かわいいお面のづくりが体験できます。
家で毎日宿題と一緒にこつこつ作り貯めたお面が壁一面に並んでいて、とっても賑やか!
飛行機の作り方やおめん選びのアドバイスなど、先生は一日大忙しでした。
屋外デッキエリアと室内をまたいで開かれていたのは、しまの学校「しましま学校」。
なんともユニークな名前のこの学校、浜田小学校外から参加してくれている部員で、夏休みは自分のお家で企画書づくりから看板、説明、必要な道具の準備などをお母さんと進めてくれていました!これまでの活動経験からどんどん学校をつくっていく部員の姿がとても頼もしかったです。
こちらの「しましま学校」は、大きな紙でできた真っ白い「無人島」の上に、来た人がみんなで家や山やなんでも島につくりたいものを絵や模型でつくり足して「みんなの島」をつくる、という学校。
先生は見本として「ソーラーパネル」と「船」をつくって設置してくれていました。いろんな素材と魅力的な形の島に、手を動かしはじめた人は夢中になってしまってなかなかここから離れられなくなってゆきます。
火山や電線、花畑などとってもカラフルで楽しそうな島ができあがりました。
部員の個性的なアイディアから形になっていった特別授業ブースと、それらを体験するみなさんの集中した真剣な表情、動かしている手から生まれるものには、「もうひとつの学校のつくりかた」のヒントがたくさん詰まっていました。
「もうひとつの学校」は、放課後みたいなちょっとした自由な時間に誰にでもつくることが出来ます。これからもいろいろな形の「もうひとつの学校」を考え、つくってみたいと思います!
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写真:伊藤友二
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