前回の活動では「いつもの学校にどんな時間があるかノートに書いてくること」という宿題が出されていました。十月三十日は、ここで見つけられた時間から「放課後の学校」に使えそうなものを抽出していきました。各自が月曜日から金曜日までを担当し、学校で起こっていることを報告していきます。すると、授業だけではなく、朝の会や委員会などたくさんの「時間」が浮かび上がってきます。ここから自分たちに必要なものを取り出していくと、いつもの授業を発展させたものから、体育と算数を合わせた「たいすう」などオリジナルの教科まで飛び出してきました。
その他にも食べられる生き物を育てる「いきものがかり」、時代を反映した「節電委員」など様々な役割が必要だということが明らかにされていきました。こうやって見ていくと「係」と「委員会」の違いも何となく分かってきます。いつもの学校にちょっとした「疑問」を投げかけることから放課後の学校の素材が集められていくようです。11月6日にはこれらをもとに実際に学校の中身を考えました。
それぞれがやってみたいことを選んで「どんなことを」「誰が」「どこで」やるのかという計画を立てます。その結果、先生と生徒が使えなくなったものを持ち寄って音を考える「音をつくる授業」や常照寺池の魚をスケッチしたり飼育したり粘土で作ったりする「さかなのかんさつ」など放課後の学校が具体的な形を帯びてきました。大人部員からは給食の調理師さんと協力した「給食の授業」なども提案されていました。どうすればプランを実現できるのか。次回は妄想と現実の壁に直面するかもしれません。(市川)
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