2012年7月8日日曜日

学校実行委員会、結成

2012年7月8日(日) 

放課後の学校クラブ活動日です。
昨年までは5人しか来ない日などもありましたが、今年度に入ってからは必ず15名ほどの部員が集まっています。

先週まで煮詰まっていた、5つの学校計画書を「全部やる」か、「全部のいいところを集めた一つの学校をやる」かという議題からスタート。

次の学校について、この一週間頭を悩ませ続けていた大人部員から、新しい提案が投げかけられました。
「新しい部員も多いので、5つの案から一番できそうなものを、まず1個やってみてはどうだろう」
5つ全部をやるのも、5つを合わせるのも、規模がこれまでより数段大きくなりそうなので、これまでより一歩先くらいの規模のものを、まずは新しい放課後の学校クラブメンバーで経験しようという提案です。
「放課後の学校づくり」には、学校を考える過程と、学校をつくる過程があります。
作る過程を思いっきり経験して、自分たちはこんなことが出来る!というのをしっかり経験してから、更に深い「学校を考える過程」に戻ってくるのがいいのではないかという思惑がありました。

まず1個と言われたときに挙がってきたのは、「おまつり学校」でした。
《屋台授業》という出店形式の授業が並ぶ新しい学校です。
マンガの授業がやりたかった「マンガ喫茶の学校」なども、この屋台と融合して実現ができるかもしれません。
5つの案の中では一番受け皿の大きい学校企画書です。
部員も、ぼやっとしていたものがとてもクリアに「屋台」という形で想像できるようになったからか、少し安心したように賛成していました。

「学校をつくる」ことを今回の学校づくりの課題に選んだので、各授業だけでなく『放課後の学校』全体の運営指揮もみんなで取りながら進めていきたいと思っていました。
これはなかなかレベルの高いチームワークになっていきそうです。

部員全体を「進行」「広報」「会場」の三チームに分け、それぞれ話し合いをはじめました。
「広報」はポスターやチラシを配る相手や場所、時期を考え、更にそれ以外の宣伝方法を検討します。今日は、電柱に立てかける大きな看板と、グッズにもなるてぬぐいを作るという案が出ていました。
「会場」は実施場所のリサーチに出かけたり、屋台のデザインを考えました。これから実際の木工作業などもやっていきます。学年もバラバラで個性的な部員が多く、全体をつくりあげるたくましいチームになっていきそうです。今日も備前堀リサーチ中にノートを落としてしまいびしょびしょになったノートを持って戻って来る部員の姿もありました。
「進行」は、そんな「広報」や「会場」の人たちの動きをよく理解しながら、全体で「放課後の学校」をつくりあげる指揮をとるリーダーチームとなります。本番までのスケジュールを考えたり、他の班への依頼をまとめたりと早速頼もしい動きを見せてくれました。

センスのいい上級生の気付きに導かれながら、低学年メンバーたちも少しずつ「学校をつくるには何を準備したらいいのか」を考えはじめています。
これからどんな変化が訪れるか、困難も多くなりそうですが、とても楽しみになりました。

(山口)

2012年7月3日火曜日

2012/07/01 学校のつくりかたに答えはない!

2012年7月1日

今日も1時が近づき、15人ほどの部員がコミュニティルームにあつまってきました。

前回の活動で「おまつりの学校」「かわいい学校」「マンガ喫茶の学校」「島の学校」「船の上の学校」の5つの企画書をつくりました。
今週見返してみても、やっぱりどれも良く出来ています。
今日は、ここからどうやって次なる学校を決めていこうかという話し合いからはじまりました。
それぞれに企画への思い入れがあるので、『全部やろうよ!』という意見がまず出てきてみんなも「そうできたらなぁ」という雰囲気に。しかし、実際5つの学校をやるとなると、夏休みは全部放課後の学校活動になっていくかも。。
『それぞれの案のみどころポイントを集めて、もっといい一つの学校の案をつくる』という6年生の意見と具体例に、企画が更に進化していく予感も感じられわくわくしてきます。
「せっかく考えたアイディアを削れるかな」「悔いが残らないようにしないとね」「みんなの案があつまればきっと良いものになるよ」など、面白い話し合いが展開されますがなかなかまとまっては行きません。


少し行き詰まってきたので、
「5つの学校を実施する」班と「みどころを集めた学校をつくる」班に分かれてプレゼン対決を行うことにしました!



部員が全員そろっていなかったので、学校の決定は次回に持ち越し。
今回つくろうとする学校は、放課後の学校クラブとしては3つめの学校になります。これまでの1,2回、そして今回と、いつも学校づくりの方法は違います。
どの方法が良い、とは言えませんが、やはり方法が違うとできあがる学校も驚く程変化してくるので、この「学校のつくりかた」こそ放課後の学校クラブのとても面白い部分なのかもしれません。
学校の作り方に正しい答えは存在しないようですが、今回の作り方がどう次なる学校へと成長していくのかとても楽しみです!


(山口)

2012年6月26日火曜日

2012/06/24 5つの学校企画書が出来上がる!


2012年6月24日(日)

放課後の学校クラブ活動、今日は天気も良くメンバーもたくさん集まってきています。

先週投票して選んだ10個の「学校案」について、具体的な企画書を考えています。
早速、
・おまつり学校
・船の上の学校
・かわいい学校
・小島学校
・マンガ喫茶の学校
について、それぞれ3-4人のチームに分かれて企画書を完成させていきました。

今日はずっとデスクワークだったにも関わらず、長時間集中して企画書に取り組む部員たち。完成した企画を班ごとに説明してくれました。

「かわいい学校」は、内装の設計図がとても細かく、みんなイメージしやすいようでした。かわいい生徒とイケメン先生、という登場人物が準備の一番の要になりそう。

「小島学校」は無人島での一日をそのまま学校にしてしまうというとてもワイルドな案になっていました。家をテントで立てたり魚をつかまえたりと、実現するなら夏休みが絶好のタイミングになる学校案でした。

「船の上の学校」は、2隻の船で実施する学校。2隻で出発するのは、置き網漁の体験をするため!プロの船乗りに先生になってもらう必要がありそうです。

「マンガ喫茶の学校」は、教科書がマンガ、授業中にマンガを読んでもいい という夢のような学校の案でした!「算数や国語はないの?」という質問に、「なくても勉強ができるからマンガ喫茶の学校はいいんだよ!」と返すメンバーたち。彼らの中には何かのビジョンがあるようでした。

中でもみんなが目を見張っていたのは「おまつり学校」の企画書。今年度からの新メンバーが中心となって提案してくれた企画書には、まち全体を学校に見立てた新しい学校のイメージや、『屋台授業』というわくわくするキーワードが出てきました。



ひとつの言葉から生まれた企画書がどれも面白く、最初に多数決をして案を減らしてしまわないで良かったなぁと改めて思いました。
しかし、面白い案がたくさん出来上がってしまったので、ここからどう「次の学校」を決めていくかが難しくなってきました。「全部やっちゃおうよ!」「日替わりは?」など、意見をまとめていく方法についてもみんなで考えていかなくてはいけないようです。

(山口)

2012年6月21日木曜日

2012/06/17 学校づくりステップその1「学校のテーマ」を考える

2012年6月17日(日)

放課後の学校クラブ2012、二回目のクラブ活動日です。
新しい部員に『放課後の学校クラブマーク入り、特製上履き』を、そして全員にリニューアルされた『放課後の学校クラブノート』を渡します。
これから起こるさまざまな学校作りの様子を、このノートに記していきます。
活動のはじめにまず、部長から学校をつくる「ステップ」が示されました。
1「テーマ決め」
2「場所決定」
3「内容決め」
 ↓
4「宣伝」
5「準備」
6「本番」
というしっかりとした道筋に、みんな驚き&納得!
今日は最初の「テーマ決め」を行うことになりました。
私たちのつくる学校のテーマは、やっぱり「行ってみたい」学校や、「こんな学校があったらいいな」という想像を思いっきり詰め込んだものにしていきたい。
ということで、それぞれ思いついたアイディアをどんどんノートに描きながら発表もしていきます。
おまつり学校、トレーラースクール、まんがの学校など相変わらず出て来るアイディアは十人十色です!
黒板がいっぱいになってきて、さてここからどうやって決めようかと考えていると、数人が「多数決?」といつもの決め方を提案してきました。
しかし、どれももっと詳しく話を聞いてみたいアイディアばかりです。多数決でいきなり決められそうにもなかったので、一人3つをえらび、同じアイディアを選んだ人たちでグループになって、そのアイディアの「企画書」を作ってみることにしました。

今日は、
・船の上の学校
・無人島の学校
・おまつり学校
・かわいい学校
・漫画の学校
の5つに分かれて企画会議。
《学校の設計図》《一日の流れ》《ポイント、見所》を考えていきます。
「無人島の学校」チームでは一日の流れを考えているときに、無人島に行くための手段が必要だという話になったようで、「船の上の学校」チームに『船で無人島に行く学校にして、一緒に考えない?』と交渉をしていました。
一年生と三年生の女の子2人で考える「かわいい学校」はかわいい生活用品や家具に囲まれた学校だそう!時間割の中に「お友達をかわいくする授業」という時間が入っていたので、「お友達じゃなくて大人やお母さんでもいいの?」と聞いてみると、「お母さんはもうかわいいから授業にならない」という素敵な答えが返ってきました。

中間発表をして、今日の活動は終了。
いつにも増して時間の流れが早かったように感じました。
まだまだ企画書になっていないアイディアもたくさんあります。
この、一つずつ出来上がっていく企画書から、次なる学校を形作っていきたいと思っています。
(山口)

2012/06/10 放課後の学校クラブ2012がはじまりました!

2012年6月10日(日)

5月13日の「第2回 放課後の学校」を終え、早一ヶ月となりました。
学校全体で改めてメンバーを募集し、いよいよ2012年度放課後の学校クラブがはじまります!

新年度最初の活動日には一体何人くらいの人がやってくるのだろうかと、毎回そわそわしながら少し早く来て待っている大人部員たち。
開始の時間が近づくといつもの顔ぶれが慣れた様子でやってくるのに混じって、新しいメンバーの姿もちらほら見られます。
今回はなんと8名の部員が新しく仲間に入りました!

まずは新年度最初の恒例「自己紹介」から。名前と学年と、部長の提案で好きな食べ物もそれぞれ言っていきます。聞いていると部員は1年生から6年生まで揃い、男子女子もそれぞれいるのでとてもバランスが良い!高学年が低学年や新メンバーをサポートする場面も多く、さっそくチームワークが発揮されていました。

今日は初日ということもあり、「学校はどうやったらできるか」を思いっきりぶつけあってみました。
何もない広い場所に《学校》をつくるには、なにが必要だろう?
校舎、机、時計などの《モノ》に加え、授業や先生、生徒など《コト》《ヒト》もするすると出てきて、部員たちの変化を実感します。
また、これまで2回の学校づくりの経験からか「テントでつくると移動ができる」など、実際につくるための工夫を盛り込んだ提案も出ていました。

さらに、少人数のチームに分かれてゲーム形式で学校予想図を作る活動もやってみました。同じチームのヒトが書いた学校のパーツから派生するように、白い紙の上にひとつずつ要素を増やしながら学校予想図を作っていきます。他の人のアイディアでどう成長するか分からないこの予想図から、学校がメンバーの誰もが思わぬ方向に展開していくチームも。

これまでの放課後の学校の実施と、メンバーが変わるたびに出て来る新しい視点から、「学校をつくる」という目標に向かう方法がいろいろあることを少しずつ実感しています。これまでの方法に学びながら、いつでも、まだみたことのないものに出会えるような「学校づくり」に挑戦していきたいと思いました。

2012年度も元気に活動していきたいと思います!

大人部員、子ども部員の希望者、見学なども歓迎です!
(山口)

2012年5月28日月曜日

【掲載情報】5/23 茨城朝日「こんな学校あったら楽しいな」








茨城県内の朝日新聞の折り込み地域紙「茨城朝日」で5/13に開催した「放課後の学校in浜田裏公園」を取り上げていただきました。

【掲載情報】5/20茨城新聞「学び、児童自ら作る試み」







5/20の茨城新聞に「放課後の学校in浜田裏公園」をとりあげていただきました。